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建築模型の魅力

ランドスケープと"建築模型"との関わりと役目について

最近、密かにランドスケープ・デザイナーなる専門家が活躍している声を聞くことがあります。
"ランドスケープ"とは何?という問いかけに・・単純にランド=土地 スケープ=風景と答えても、はっきりとどんな仕事をするのかは、はっきりと分からないかと思います。

しかしながら、ぼやっとした輪郭は掴めるのではないでしょうか?

ランドスケープ・デザイナーがやられている仕事の内容を列挙していきます。



  1. 広大な自然・風景の保全を計画し、行なう。

  2. 地域への愛着や自然とのふれあいを高めるための風景がどうあるべきかを計画し、創っていく。

  3. 都市の中で、人々が如何にくつろぐか?また、緑と如何にふれあう時間をもつか?を考え、演習していく。

  4. 緑を管理することを通して、人々のコミュニティづくりのお手伝いをしていく。

いくつか列挙してきたことから見て、"ランドスケープ"という仕事は単に美しい緑や水などの風景をつくっていくことだけでなく、人々の生活に関わる様々なものをコントロールして、豊かな生活を
作る専門的な技術・仕事であると言えます。


このように、地域への愛着や帰属意識を高めたり、自然と触れ合う機会を増やすことを目的として、将来の人々に喜ばれるような場づくりを考えるのが"ランドスケープ・デザイナー"の仕事であり、アイデアあるいは技術が問われるところであり、それをどう生かすかが重要になってきます。


ここで、注目すべきは生み出されたアイデアをどう技術化するか?ということです。
考えられるのが、"建築模型"、"パース"、"バーチャルリアリティー(VR)"などです。
とくに、最近は"バーチャルリアリティー(VR)"の技術が非常に注目されているようです。


"バーチャルリアリティー(VR)"で優れている点は、デズニーランドのアトラクションでも体験できると思いますが・・・・「モデルの中に入って、(仮想)空間でモデルを体験できる」ことです。


そういう意味からして、"建築模型"では外から建築物やランドスケープ模型をみるだけで、
「(室)内から(屋)外の空間を見る」ことができないという点が"バーチャルリアリティー(VR)"
より劣るところとも言えます。


また、"バーチャルリアリティー(VR)"は周辺の風景を広範囲に表現できることや「借景」を表現
できるところにも大きな特徴があります。


(注)「借景」とは中国庭園や日本庭園の造園技法のひとつで、竹林・美しい山・社寺建築などを
庭園内の風景に背景として、溶け込ませて一体化させることで、ダイナミックな景観を形成する
手法。このように、現実的には再現できにくいものを広範囲にわたって、仮想的に体感できます。


しかしながら、この"バーチャルリアリティー(VR)"もどれだけ「3面スクリーン」や「3Dスクリーン」
などで、臨場感をつけるハードで対応したとしても、"建築模型"( ランドスケープ模型)の
リアルな立体感には付いていけないのです。


また、公園づくりのワークショップで、ランドスケープ・VR・シュミレーションが行なわれたときに、
出席者のなかにこういう声が聞かれました。「我々のように年寄りにはCGなどは見慣れていなくて、分かりにくくて、やはり"建築模型"( ランドスケープ模型)のほうが分かりやすいですね。」と。


また、"バーチャルリアリティー(VR)"を使用することは非常にコストがかかる(最も高価)ということ、"建築模型"( ランドスケープ模型)のスタディ模型程度なら比較的安価で済むということです。


これらの特徴をよく把握しながら、両者を使い込んでいくことが、よりすばらしい"ランドスケープ"
の仕事につながるものと思われます。

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